人気ブログランキング |

教室からの風景・・・。


by meg322-411
カレンダー
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30

百万本のバラ


「百万本のバラ」の曲にまつわる話を、土曜の新聞のコラムで読んだ。
ずっと好きだったんです、この曲。
加藤登紀子さんの歌でおなじみですね。

徳永英明が歌っているのを見つけた。
違った味わいです。

♪ 百万本のバラ / 徳永英明 ♪


私ね、
こんなに切ない告白ってないと思う。
そしてこんなにも華やかな光景もないと思う。
一点豪華主義もここに極まれり。
バラですよ。
いずれは枯れて、後には何も残らない。
残るのは想いだけ。
それも相手には伝わらない、かけらも残らないかもしれない。
自分だけの想い・・・。

どんな人がこの詩を書いたんだろうと長い間思っていました。
ロシアの民謡だと何かで聞いたような気もします。
この歌詞、実話だったんだそうだ。

「貧しい絵描き」とはグルジア人 ニコ・ピロスマニのこと。
一時は雑貨屋を営んでいたらしい。
独学で絵を学び絵筆を片手に放浪の生活に入り
居酒屋の壁や看板に絵を描いては 
その報酬として酒や食事を得ていたそうだ。

b0136281_15381491.jpg

彼が街にやってきた女優に
バラの花を散財したのは
本当の話らしい。

歌詞の中の
女優のモデルとされている
”マルガリータ”とは
パリからトリビシに巡業にきた、
旅芸人一座のフランス人女優のこと。

マルガリータの肖像と思われる絵の前で
泣いている女性を見たと記述がある。
「言ってくれたらよかったのに。」とつぶやいたと。
本当にその女性がマルガリータだったのかどうか・・。
疑問も残るらしいけれども
そうでもそうでなくても、投げられた想いがこんな風に
伝わっていて欲しいな、と思う。

愛情にはいろんな形があるんだろう。
しがないその日暮らしの絵描きが、
女優に告白したところでなんになろう。
それでも、自分の人生と相手の人生を引き寄せる選択もあるだろうに。
そして、それを女優は願っていたかもしれないのに。

確かなのは、自分に見返りを一切求めない潔さと
相手への想いの深さ。
絵描きがこの一瞬を切り取って、
その後の人生をこのバラと女優と共に生きたのなら
幸せだったのかもしれないな。


マルガリータの肖像

b0136281_16285517.jpg




歌詞はこちら

♪ 百万本のバラ 歌詞 ♪
by meg322-411 | 2008-11-09 16:54 | 日常生活